〜ミリオンダウト 数値編〜
今回は、比較的実用性のある数値についてまとめていきたいと思います。
1.jo ペア ブロック等
初期手札から相手の手札のjo率などを大雑把に出しておきます。
簡単な計算式としては、トランプの総数を約56枚と見て手札7枚のセット8組から求めたいカードを持っている割合で出しています。求めたいカードの種類が複数あるほどこの計算の精度は落ちます。
具体例を出します
自分がjoを持っていて相手がjoを持っている確率(自分が同数字のトリプルをもっていて相手が同じ数字を持っている確率) 約1/7
自分がjoを持っておらず相手がjoを1枚持っている確率(自分のペアと同じ数字を相手が持っている確率)約2/7
joを相手が2枚もっている確率(相手も同じペアを持っている確率)約1/49
と局所的な部分ではそこそこ正確な数字がでます。ちなみにAハイのとき2以上を持たれてる確率は約64%で、この雑な計算式だと6/7と大幅にそれます。(ペアになってる場合を考慮していない)
2.ダウト判断
ダウト成功時報酬×嘘率+ダウト失敗時損失×真率です。この計算式を応用すればダウトに必要な真率や報酬をプランニングに起きかえて、より期待値の高い手順を判断する基準に使用できます。まずは、局所的に気になった判断をリプレイ等でゆっくり考えるのがおすすめです。
具体的な例は、おそらく他の人がもっと詳細にかつ丁寧に出しているので、そちらを参考にしてください。このブログでは、あえて詳細な計算式や数字を出さない方針です。
3.レート計算
勝ち枚数-(レート差/100)
レート差300で4枚勝ちすると得られるレートは1です。表示上の関係で1〜2前後することがありますが、内部ではしっかりと計算されているはずです。勝手もレートがさがるのはここに起因します。
なるべく直感でわかりやすそうなところからまとめました。より興味を持った方は、他のミリオンダウトユーザーのツイッターやブログを見てみるのが良いかもしれません。
〜ケア編6〜 ペア(トリプル)ケア
これに関しては正しい名称がよく分からなかったです。正確にいうと、渡したカードによって相手がペアやトリプルになることのケアになります。これはバースト勝ちプランを取るときには削りにくいので、どちらを取るか比べることが重要です。
ペア編
1.相手が使用したカードは基本的に残っていない
相手が9からスタートしたとします。この時点でもしもう一枚9を持っていたらペアで出すはずなので、9はペアになりにくいカードなので1枚渡せばかなりの確率で不要牌になります。例としては、あまりにもシンプルでしたが、試合が長引くにつれて多くの情報が得られるので試合を覚えておくと良いことがあるかもしれません。
2.自分が見せたカードに対してダウトを打つとき相手にとって有効牌であることがある。
例えばQを出してお互いに1枚ずつ重ねた後に、相手がダウトを打ったとします。このQは相手視点ダウト失敗して渡されても困らないカードであることが多いです。相手にQペアを持たれたら困るときは削ることでケアできます。
またfb(表裏)のペアでも同様のことが言えます。
3.残りやすいカードと残りにくいカード
3はjケアなどで残りやすいカードです。4や5は序盤で処理されやすいです。また、9の上に相手がQを裏で乗せてる場合などは10を1枚だけ持っている可能性はかなり下がります。
トリプル編
基本はペアと一緒ですがトリプルのときに発生するものをここでは紹介します。
1.ワンブロックダウト
例えば、499TKK2から9f9bを出して被ダウトされたとします。一見、 Kペアを所持しているので9を2枚渡せそうですが、相手が9をもらって良い場合に9がトリプルになるので1枚削ると格段に9がトリプルになりにくくなり、相手が9でも99でも対応できるようになります。ペアを渡すときに一枚削ることで対応幅を広げることができます。
2.ブロック
相手にカードを渡すとき7sと7hのどちらか一枚を渡したいとします。この時、自分が6sを持っていれば7sの方がトリプルになりにくいです。
ただし、渡したカードが表で出た時、縛ることで手番を取りやすくできる場合があるので手札と要相談です。
3.トリプル削り
先攻弱ハンドでトリプルを先に処理したとします。例えば456のトリプルを出した時、4や6を削ると同スートの3や7をもたれたときにトリプルになるので5を削りましょう。また、345のときは、234ではトリプルにならないので567のトリプルをケアして5を削り34を渡した方が丁寧です。ただし、joを持たれている場合にはトリプルを再生させられてしまうので、もし仮にjoを持たれてトリプルができたときは諦めるようなハンドの場合で、456で45をもっているときなどは、ペアをさける為に6を削ることが有効な場合があります。
よく見かけるケアについてはこの6で終わりの予定です。ケアは想像以上に上位のユーザーと差がつく部分なので意識するだけでかなり平均収支が良くなると思います。
〜ケア編5〜 バーストケア
これはバースト負けをケアするの意味です。まとまってないハンドの場合は、バースト勝ちを目指すことも多いので不本意なバースト負けを避けれるときは避けるようにしていきましょう。
1.先に8を切っておく
シンプルな解決策です、相手がバースト勝ちするために渡すカードの要求が一枚増えるのでバースト負けが減ります。デメリットとしてはJに対応しにくくなる、相手が8ケアをする必要が少なくないるなどがあります。
ペア戦で真Aペアが通れば勝ち確のときやJペアで手番を取るのを狙っているときは、仮に乗ったときに手札2枚+場の8枚なのでバースト負けしなくなるので、ダウトがしやすくなり嘘を乗せて手番をとるプランをさせにくくできます。
派生としては、Aなどのハイカードを出しておくこともあります。後攻で初手ペアダウトミス全渡し、次のペアダウト成功で手番が帰ってきたときなどでは、自分の手札が9枚から1枚減らすことでバースト負けのリスクをかなり軽減できます。手札が多くなったときに意識してください。
2.ペアから処理してペアの被ダウト、もしくはパスを待つ
シングル戦の場合はカードが場に溜まりやすく、相手が場にカードを貯めるときはjoker持ちか弱ハンド処理、ダウトやブラフから勝ちを目指しているのか判断しにくいです。先攻のメリットが薄くなりやすいため、ペアから入ることで被ダウトやパスならバースト負けしにくくなります。ペアに相手が乗せたときに場にカードが溜まる前にダウトを打つのも有効です。自分の手札と相談してプランを立てるのがオススメです
3.手番を渡す
ケア編2でもありましたが、プレイしているカードの総数が減ることがバーストケアにつながります。8で切らせる、縛りで手番を渡す、Aを出して2を誘発するなどがあります。手番を渡した後、次に手番を取り返せば勝てるような良型になるときに便利です。
バーストケアは場合によっては相手を楽にすることも多く、場を流して減らすときはスモールゲームになりやすいです。自分の手札が大きく勝ちを目指すか、小さな試合で済ませた方が良いのか、リスクを最大まで排除して安定して勝ちを目指すべきなのかなどを比較することが重要です。
〜ケア編4〜 8ケア 縛りケア
今回は2つ同時に解説します。まずはその理由から説明していきます。はじめに双方の対策ですが、
8ケア→9以上を表にして出す
縛りケア→カードを裏側にして出す
つまりどちらかをケアするとどちらかがケアできないようになっています。ここで重要なのはどちらのケアを優先するかです。
1.枚数を数える
序盤に使いやすく、手札がまとまっている時の判断基準として優秀です。
例えば、自分が8ペアを持っている時は8は残り2枚なので相手の所持率が低くなります。またQやKを表出しすると縛られるカードが減ります。
2.対応札
9sとAsを持っている場合は縛りケアの優先度が下がります。また9sと3sを持っている場合はJs期待の3で手番をとるのを狙うプランもありです。
3.展開
相手がすでに8を使用した場合は縛りケアを優先できます。また相手が嘘ペアスタートをして、残りハンドが強くなさそうな時は8ペアのBPプランをとってる可能性があるので8ケアを優先することもあります。展開に関しては膨大にあるので、ここは試行回数を増やして学んでいく必要があると思います。
4.プラン
ミリオンダウトは勝ちを目指すことが多いゲームです。相手は勝利プランをとる上で8で手番をとる想定でプレイすることが多いですが、縛りに関しては対戦相手が縛ることのできるカードを持っているかが重要になるため、プランに組み込まれにくいです。相手に想定より多く手番を取らせると勝ちやすくさせてしまいます。8で手番を取られるより縛りの方が致命傷になりやすいです。
5.プレッシャー
縛りケアをするには裏側で出すことになります。裏で出すということは相手に楽に真出しをさせてしまいます。縛りケアの優先度が低いときや8を相手に抱えさせたまま勝ち切れそうなときは積極的にプレッシャーをかけていきましょう。
この2つのケアに関しては一方が裏目になるので、正しい選択が敗北につながることがあります。重要なのは結果ではなく総合的に見てどちらが得してるか、もっというとどちらをケアするかを考えることに意味があると思います。意識してプレイしてみてください。
〜ケア編3〜 Jケア
Jケアはうっかりしやすいところがあり、また、Jケアを捨てるタイミングも実力要素のひとつです。まず、相手がどのような場合にJを出すかを理解する必要があります。
1.Jでしか手番をとれない
2や8がなく、ペア等の処理に相手が困ったときにJで手番を取る抽選を受けることがあります。
2.8が薄くなった状態でのハイカードで手番を取られることのケア
8を、手番をとるときやバーストケア(後述)等で処理した後にJを出してくることがあります。また8が薄くなったためJに対して3が出やすくなり、そこにjoを乗せるプランをとることもあります。これはケア編2が応用できます。
3.互いにカードがなくなったときにローカードが薄い読みのJ出し
ミリオンダウトはバーストを狙う場合とお互い手札を良型にする場合があります。良型にするということはローカードがなくなりやすいといえるのでこのJ出しがおこります。
対策としてはシンプルです
3や8をのこす、もしくは、Q以上のカードを表にするの2つです。なるべく意識しますが、時には損切りも重要です。上記のパターンがありそうな場合は積極的に残しておきましょう。
ここからはJに対して2つの考え方を出しておきます。
1.Jにパスをする。
緊急手段です。Jで手番を取られるのは不本意ですが、カードを乗せて3を処理させながら手番を渡す方がまずいのでパスを選択する場合があります。判断基準としては、自分が手札を減らすことが重要か相手手札のカードを減らさせないことが重要かを比較するなどがあります。
2.残り1枚を10以下にする。
相手手札が多く、自分が手札を減らせてはいるが決め手がない、もしくはBP抽選を受けて失敗した後などでこのプランを視野に入れます。残り1枚をハイカードで残せない場合は9や10を残すのもありです。基本的には強いカードが残りやすいので相手がJを出すことがあります。
〜ケア編2〜 joケア
今回はjokerケアについて解説していきたいとおもいます。joは初期手札7枚から、自分がjoをもっていないとき約2/7、joをもっているとき約1/7で相手が所持しています。joが絡む試合において、joを持っている側は勝利プランを目指してる場合が非常に多いです。そのことを意識することで相手のjoの所持の有無やより安全度、勝率の高いプランを取ることができます。
1.2の上にbがのりBPダウトを迫られる展開のケア
気をつけなければならないのは
お互いにカードを一枚も消費してないときの後攻時(先攻嘘被ダウト後)
自分の手札が5枚の時の2fです。
2の上にbが乗ったとき、場にカードが7枚、自分の手札が4枚でBPダウトを迫られます。
先攻の場合は手札4枚からの2fで同条件です。
相手はバースト勝ち抽選をとってjoを乗せるプランか手番を取る手段がなく、残りがトリプルからの勝ち確等などでブラフをしてるパターンがあり、こちら視点から判断しにくいのが難点です。
解消する方法としては、
早めに8や縛りで場を軽くする。
最低でも1巡早く2を出す。(2を複数枚持ってる場合に小分けして出す、2を出した後にペア戦に移行する)
KやA等のカードでカードを複数枚乗せにくくする。
相手に8や縛ってもらって手番を渡すなどがあります。
自分の手札と相談して有効なプランをとる、もしくは、ケアが不可能の場合は割り切ってプレイすることをおすすめします。
2.KやAペア+2+何か、の時に2を先に出す
例えば、48AA2から8で手番を取れたとします。この時、Aペア→2と処理したとき2の上にjoがのると残りの4では勝つのが難しくなります。
基本的には2を先出ししましょう。例外としては、相手に手番が渡ると負けてしまう(先にAペアを処理して負ける場合の枚数を減らす)ときや、相手が自分の持っているペアよりも大きいペアを持っていそうなプランをとっているときなどがあります。
派生ですが、場合によってはここのハイペアを嘘にするプランも可能です。
3.2の上に相手が真joを乗せて被ダウトからゴミを押し付けてくるプランのケア
1に似ていますが、こちらは試合が長引いたときに起こります。相手がダウトミス等で手札が多くなり逆転するためによく取るプランです。
これに関してもなるべく場を軽くして2を出しましょう。とにかく相手はこのプランを取ることを意識することが重要です。逆に自分がこのプランを取る場合は相手に渡したいカード、渡して良いカードを先に出しておきましょう。