〜ハンドリーディング編2〜
今回は詳しいハンドリーディングについて解説する前に、ハンドリーディングで僕が利用してるスキルについて解説していきます。1と2を通して、どのようなアプローチと手段を使っているかをなんとなく把握していただけると幸いです。
今回のブログでは基本的に、相手がプレイした事実をもとに分析していきます。他の方法としては、時間による判断、メタ、対戦相手のスートやレートなどがあります。ブログのコンセプトとして、今まで多くのユーザーが積み上げてきた定跡のようなものを、なるべく概念的に残し、上達の1つのサポートになればと考えて作っているので、なるべく一般的なものを残せたらと思っています。
分析の仕方の基本は、相手の動きから持っていそうなものを想定する。もしくは、相手の動きよりもより理想的な動きを持っていないと判断するだと考えています。
1.相手の動きから持っていそうなものを想定する
相手は基本的に勝利を目指しています。相手の勝利プランを予測して考えていきます。
例えば、相手の初手ペアをダウトして成功したとします。
このとき、相手のとりうるプランを予測してみます。考えられるのは、ハイペア(8ペア 、jペア)をもっていて真ペアの被ダウト待ちが本命です。他にも、こちらがペアに対して嘘ペア乗せ期待のダウトからトリプル+8+Xや、弱ハンドでのBPねらいも考えられます。
2.相手の動きよりもより理想的な動きはもっていないと判断する
イメージでいうと相手が80点の動きをしたときに、81点以上の動きがないと判断します。
理想的かどうかの判断基準としては、
より勝ちやすい手順かどうか?
よりケアができる手順があるかどうか?
より理想的な手札の形になるかどうか?
などが考えられます。
例えば、相手が初手に678のトリプルを出し、ダウトに失敗から67渡しの1枚裏出ししてきたとします。
このことからjoを持っている場合は革命を出せています。残り3枚がjo込み勝ち確だったとしても、裏目の8から手番を取られるのを9以上でケアしないのは不自然なのでjoが薄いと考えられます。また、残りがXY2だとすると、初手トリプルからださずに、bからXを一枚処理して2fからトリプルの勝ちの流れの方が理想的なので、かなり薄そうです。またローペアを持っている場合はトリプルを出す前か後で出すことでどちらもBPをかけることができ、ローペア残しの場合は良型とはいえないのでこれも薄そうです。これらのことを踏まえると、強いケースとしては、手番を渡してからハイペア+Xの良型、もしくは手番を取りにくい弱ハンドで先に処理したパターンだと推測できます。
ハンドリーディング編3以降では、1の項目を2の観点で考察していきたいと思います。